決済指値/逆指値は市場の板環境(注文状況)によって実行されます。
目次
決済指値の場合
例えばロングポジションに決済指値100万円で決済売りを指定したとき、
価格が上昇し市場の買板に100万円以上の最良買気配値が存在する時点で成行執行されますが、
板は流動性に依存し変動しているため、この間に最良買気配値が100万円未満の環境に至った場合は執行されません。
また同様に存在していた100万円以上の買板が約定又は取消され存在しなくなったときには、その存在していた数量分マッチングし、一部決済される場合がございます。
そのため決済指値は指定価格での約定を約束するものではなく、市場の板環境(注文状況)によって実行され、指定価格よりも有利な価格で決済される可能性があります。
決済逆指値の場合
例えばロングポジションに決済逆指値100万円で決済売りを指定したとき、
価格が下落し市場の買板に100万円以下の最良買気配値が存在する時点でトリガーが発動し成行執行されます。
板は流動性に依存し変動しているため、その間に100万円以上の買板105万円が出現した場合は、その注文と成行執行によりマッチングし105万円で取引成立いたします。
また同様に100万円の買板が約定又は取消され、最良買気配値が95万円の場合には95万円で取引が成立いたします。
なお決済逆指値はトリガー発動時に該当ポジションの全数量が成行執行されるため、板環境により異なる価格で分割決済される場合がございます。
上記より、決済逆指値は指定価格での約定を約束するものではなく、市場の板環境(注文状況)によって実行され、指定価格よりも有利又は不利な価格で決済される可能性があります。